技術・人文知識・国際業務ビザで不許可になりやすい5つの落とし穴【企業様・ご本人向け】

技術・人文知識・国際業務ビザ(いわゆる「技人国ビザ」)は、
外国人の就労ビザの中でも最も利用されている在留資格の一つです。
2025年6月現在では永住者に次いで2番目に多い在留資格になります。
出典:令和7年6月末現在における在留外国人数について | 出入国在留管理庁

最も利用されている在留資格である一方で、
「条件を満たしていると思っていたのに不許可になった」
という相談も少なくありません。
技人国ビザの審査では、
単に学歴や職歴があるだけでなく、
仕事内容・雇用条件・企業側の体制まで総合的に判断されます。
この記事では、
技人国ビザで不許可になりやすい5つの典型的な落とし穴を
行政書士の視点で整理します。
落とし穴① 仕事内容が在留資格と合っていない
よくあるケース
- 実際は現場作業・単純作業が多い
- 職務内容が「何でもやる」状態
ポイント
- 技人国は「専門性のある業務」が前提
- 職務内容の説明が曖昧だと不利
落とし穴② 本人の学歴・専攻と業務内容の関連性が弱い
典型例
- 文系学部卒 × ITエンジニア
- 専門外の業務を主に担当する
補足
- 絶対に不可ではない
- 合理的な説明ができるかが重要
落とし穴③ 雇用条件が日本人と比べて不自然
チェックされやすい点
- 給与が極端に低い
- 勤務時間が不明確
- 契約内容が曖昧
実務ポイント
- 「外国人だから安い」は通らない
- 日本人と同等以上が原則
落とし穴④ 会社の事業内容・体制が弱い
見られるポイント
- 事業内容が分かりにくい
- 売上・人員体制が不十分
- 設立直後で説明不足
補足
- 小規模企業=不利ではない
- 説明資料の作り方が重要
落とし穴⑤ 書類上は問題なく見えるが「説明不足」
よくある誤解
- 必要書類は全部出した
- 前回通ったから大丈夫
実際には…
- 書類の組み合わせとストーリーが大事です。
まとめ|申請書類の中身の「説明」も重要です
技人国ビザの審査では、
チェックリスト的に条件を見るだけでなく、
- なぜこの人が必要なのか
- なぜこの業務なのか
- なぜこの条件なのか
といった 合理的な説明 が重視されます。
企業・本人だけで判断すると、
見落としや説明不足が生じやすいため、
不安な場合は早めに専門家へ相談することをおすすめします。
技術・人文知識・国際業務ビザでの不許可やトラブルは、将来の永住許可申請にも影響する可能性があります。
永住許可では、在留状況や納税状況などが総合的に審査されるため、早めの確認が重要です。
永住許可のガイドはこちら。

